第十五夜「いつか見た風景」 | ハッピー★レボリューション |
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ふつうの女のコが、ナンバーワンキャバ嬢になるまで。 |
text by 甲賀 香織 |
第十五夜「いつか見た風景」(3/4) |
いま、その理由がやっとわかった…! どんな仕事も、すべて繋がっているんだ! この業界で成功するコは、どこの世界でもきっと成功する。 オミズをバカにして、いや、 できない自分への言いわけをして頑張らない人は、 どんな仕事をしてもうまくいかない人なんだ! 菊地店長やオーナーの一生懸命な横顔を思い出しながら、美里は直感的にそう思った。 私が今、やらなくちゃいけないこと。 それは「いつまでに具体的に、何をどうするか」を 考えることなんだ! そんなことを思いながらノートに向かい、カフェを開業するまでの道のりを想像していた。 まず第一に、お金がない。 開業資金って、 いくらぐらい必要なのかな… 美里はノートに、「お金」と書いてみた。 OLの頃と比べこんなに稼いでいるのに、貯金らしい貯金は、正直なかった。 第二に、人脈がない。 誠意を持って接客をしているつもりではあったが、今のお客様とこの先も、本当に力になってくれるような人間関係が築けているかは、疑問だった。 それに、同じ夢を持てる仲間も欲しいと思った。 第三に、知識がない。 今の仕事での経験や大学で学んだ知識だけでなく、新たに勉強する必要があると感じていた。 この先、起業し成功させるためには、一体どんな知識が必要なのか。 震災で、ほとんどのものを失った人たちは今、0から出発しようとしている。 私にだって、できる! よしっ! オミズの仕事は、あと2年頑張ろう! 美里はワクワクする気持ちでノートを閉じた。 |
つづく |
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