第十夜「お客様は誰のもの?」 | ハッピー★レボリューション

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ふつうの女のコが、ナンバーワンキャバ嬢になるまで。
text by 甲賀 香織

第十夜「お客様は誰のもの?」(4/4)
コラム

vol.11 お客様からのプレゼント

オミズ=高価なプレゼント
そんな連想をする方も、多いのではないでしょうか?

高価なプレゼント。
確かに、いただけます!

私がいただいた中で一番驚いたのは、現金200万円です(笑)。
そのほかにも、ブランドのバッグやアクセサリーなどなど…普通のOLをしていた時代には、いただけないものばかりです。
私ではないですが、お店のビルの下に大きなリボンのかかった、白いメルセデスベンツが停まっていたこともあります(同じビルで働く女性が、リボンをほどいて乗って帰りましたとさ・笑)。

でも私は、プレゼントはあえていただかないようにしていました。
少なくとも、「ほしい!」と自分からねだるなんてことはしません。
そう思うようになったのは、プレゼントをいただくという「リスク」を知ってからです。

かつて、学生時代にアルバイトをしていた頃は、何も考えずにプレゼントをもらっていました。しかも、山ほど(笑)。
身につけるもの(コートや服、バッグやカバン、時計やアクセサリー、お店のドレスから、下着に至るまで!)は、すべていただきものでした。
グッチの試着室から出たり入ったりしながら、「これとあれとそれと、あと、あれも♪」「お会計65万円になります」「わーい! ありがとうございまぁす!」なんていう時代もありました。
今思えば……その人とは、手もつないだこともないんですけど(爆)。

そんな私が、プレゼントをいただかないことを決めた理由は2つ。

(1) プレゼントをいただくと、売上が下がるから(=お給料が減ってしまうから)
(2) プレゼントをいただくと、見返りを求められるから。

まず、(1)の「売上が下がる理由」ですが、バブル期ではない今、ごく一部の人を除いては、使えるお金、というのは限られてきます。
プレゼントをいただくということは、その分、お店での飲み代が減り、結果、売上が下がるということなのです。
また、高価な物を持っているような女のコは「高嶺の華」に見られ、「僕には無理だな」と敬遠されがちです。
男性はそのコにとって、自分が「特別な存在」でありたいですからね。

では(2)の「見返りを求められる」というのはどういうことでしょうか。
お客様は無意識に(いや、女のコに言わないだけで、かなり意識的かも…)、「費用対効果」というものを計算しています。
つまり、高価なプレゼントをいただくということは、それだけの「見返り」がなくてはいけないわけです。
気遣いやサービス、「素敵♪」なんていう褒め言葉だけでは、気分を良くする+ストレス解消してあげられるくらいで、お客様の期待する「見返り」には限界があります。

では、返せない部分が積み重なると、どうなるのでしょうか?

そんなときは大抵、プツンとそのお客様が切れてしまうか(=他店のコストパフォーマンスの良いお店・女のコの元へ行く)、あるいは、肉体関係を求められるか、などのリスクが伴います。
その時になって気がついても、もう手遅れです。

しかし、それでも「プレゼントをあげるのが好き」というお客様も時々いらっしゃいますし、「ほしい」と言わなくても、プレゼントしてくれる場合もあります。
お誕生日などの特別な日にいただくプレゼントも同様です。
そういうときは、おおげさなくらい「うれしい!!」とよろこぶべきです。
(例え「こんなのいらない…」と思っても、ね)

そういうお客様は、純粋に「女のコがよろこぶ顔が見たい」という理由でプレゼントしてくれるのですから。

プレゼントはねだらない。
しかし、いただいた時には、大きくよろこぶ。

そんなふうに「いただき上手」になれたら、プライベートで彼氏からのプレゼントもきっと増えるはず!?


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