第十八夜「チームレジェンド」 | ハッピー★レボリューション

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ふつうの女のコが、ナンバーワンキャバ嬢になるまで。
text by 甲賀 香織

第十八夜「チームレジェンド」—菊地店長の話—(4/4)
コラム

vol.19 熱意の温度差を埋める方法(女のコ編)

「私はこんなに頑張っているのに、社長はわかってくれない!」
「スタッフの能力が低い! 尊敬できない!」
「お店が合わない!」


本当にそうでしょうか?
いや仮に百歩譲って本当にそうだとしても、それはあなたの仕事と全く関係のないことです。

たぶん私は、どんな環境やどんな人であっても、努力をして仲良くなろうとしますし、認めてもらえなくとも、売上や指名数を増やそうと変わらず頑張ります。
それは、そのほうが自分が得をするからです。
それに、何より人間関係が良いと、毎日仕事が楽しくなりますよね!

得をするというのは、どういうことでしょう。
そのほうが結果的に、お給料が増える場合が多いという意味です。
ママだって社長だってスタッフだって、気に入っているコとそうではないコがいるはずです。
仕方がないですね、人間ですから。
で、気に入っているコのためには、そのコにとって仕事がやりやすい環境・有利な取り計らいを、と思ってくれるものです。
つまり、自然とお給料にも反映します。

では、どういうコが気に入られるコなのでしょう?
それは、仲間の仕事を頑張って手伝ってくれるコです。

例えば、アフターの人数が足りなかったときには、積極的に「私が手伝います!」というコ。
アフターを仕切るコにとっては「あのコ、いいコ♪」となるわけです。
フリーのお客様でも頑張って、リピーターにつなげようとしてくれているコは、お店にとっては高い給料を払ってでも、お店に居続けてもらいたいと思う存在です。

もし、頑張りが認めてもらえない、と思っているのであれば、その頑張りは自分中心になっているのではないでしょうか?
あなたの売上が上がると、あなたのお給料は増えるかもしれませんが、お店はそんなに得をしません。
それよりは、お店の都合などを優先して考えてくれる、協調性のあるコのほうが、余程助かるのです。

「一体、社長は何を望んでいるだろう?」
「何を手伝えば、仲間によろこばれるだろう?」
「スタッフは、何を考えているのだろう?」

すべて、相手の立場に立って考えれば、わかります。
相手をサポートすることを第一優先に考えて行動をとっていると、自然と良いことがかえってくるものです。
本物のプロは、どんな環境であっても相手を尊重し、周囲との協調性を大切にできる人です。


余談ですが、ときに協調性を大切にするあまりに(笑)、スタッフと深い仲になってしまうことがあります。
それを、オミズの世界では「風紀(≠色恋管理)」といいます。

男性スタッフとキャストが恋愛関係になることを「風紀」、一方、「色恋管理」は意図的に女のコに恋愛をしかけて(惚れさせて)、お店にとって都合の良いように操ることを言います。
「君が売上を上げてくれると、僕がうれしい」とささやくわけです。

「風紀」が一般的にはNGで、「色恋管理」はマネジメントと言い張る業界人も中にはいますが、「惚れた男性に尽くしたい」というけなげな女心を悪用されているようで、私はそんなものをマネジメントとは認めませんけれど…。

さて、ではなぜ風紀はNGなのでしょうか。

それは、お客様にバレてしまったら、とても感じの悪いことだからです。
お客様だって「彼氏くらいはいるだろうな」と思ってはいても、具体的なライバルが見えると、嫌なものです。
しかも、それがお客様にへりくだるはずのボーイさんだなんて。

女のコだって、好きな人の目の前で、お客様に色っぽい接客はしにくいでしょうし、見ている男性側も嫉妬してしまい、後でもめることもあるでしょう。
そのボーイさんの仕事終わりに一緒に帰りたいから、飲みに行きたいから、という理由で、アフターに行かなくなる、積極的に仕事をしなくなる、というコもいました。

私は、お付き合いしていて結婚したカップルを2組知っています。
子供も生まれ、うまくいっているようなので、風紀が一概にいけないこととは私は思いません。
ボーダーラインは本人次第。
仕事に支障をきたすようでは、プロとはいえないでしょう。

一方、色恋管理に関しては……そんなことしなくても、女のコがちゃんとやる気の出る方法はいくらでもありますから!

以前仲の良かったホステス友達も、地元のキャバクラで働いているときにボーイさんと付き合っていたのだけど、「でもその人、みんなと付き合ってたんだよね!」って、ケロッとした顔で言われたときは衝撃でした(笑)。
あぁ、普通にあるんだぁ、そういうこと……。

さらにすごい話。
キャストが自分の売上のために、他店のスタッフと付き合い、お客様を流してもらう、などという荒業(あらわざ)を行っている女のコもいるようです(^_^;)

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