第十六夜「お金の幻想」 | ハッピー★レボリューション |
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ふつうの女のコが、ナンバーワンキャバ嬢になるまで。 |
text by 甲賀 香織 |
第十六夜「お金の幻想」(4/4) |
vol.17 お金の使い道 |
高級店のママクラスから、ナンバーワンキャバ嬢まで……ホステスさんたちの月収って、どのくらいだと思いますか? 答えは、ご想像通り“ピンキリ”です。 キリの方では、月収4万円というコ(@銀座クラブ)の給与明細を見たことがあります。 しかもそのコ、ほぼ毎日出勤していたにもかかわらずその額です。 理由は先日のコラムでもお伝えした通り、罰金やノルマなど、銀座特有の厳しい制度がそういう金額をはじき出したのだと思います。 正直お店側としても、辞めてほしいようなコには、なんだかんだと理由をつけてお給料を減額する、ということもありえます。 昼の業界では「不当だ」とかなんとか、文句を言うことも可能かもしれませんが、夜の業界ではあまり通用しません。 一方、ナンバー1の女のコで、私が聞いた中での最高は月収2800万円です。 まぁこれは、バブル期の話でしょうけれど…。 今の都心部の一般的なナンバー1は、月収200〜300万円くらいではないでしょうか? しかし、いくら稼いでも、都心部で水商売の営業活動をするには、諸々の経費がかさむもの。 なので、このくらい稼いでいても、50万円くらいは経費になってしまいます。一方、都心から少し外れると、お給料は低くなっても、経費はほとんどかからないのです。 では「稼いだお金の使い道は?」と聞かれたら…しっかりと貯金をする習慣があるコは、非常にまれだと思います。 最初は、思うんです、「頑張ってお金貯めるぞ」って。 でも、その気持ちが揺らいでしまうのは、事業経費と個人的な買い物との差がつきにくくなっているところからくるのだと思います。 よくある金銭感覚麻痺の兆候としては、 ●やたらタクシーで移動する ●洋服代が(2倍以上に)増える ●エステや美容クリニック関連に通い出す ●家賃が2倍以上のところに引っ越す ●外食代(飲み代)が増える ●新たに時計やジュエリーを買う などなど、わかりやすく、派手にお金をつかうようになります。 ほかにも、専門学校のようなところに通い出すコも多いですが、その場合、学校に通うことだけで満足してしまう人も多いようです。 もちろん、素晴らしいことだとは思います。 しかし、せっかく通っているのであれば、それを活かす仕事を、具体的に考える必要があります。 本気でお金を貯めるには ●具体的な金額を決める(何にいくら必要か) ●具体的な期日を決める(いつまでそれが必要か) ●一ヵ月当たりに貯めなければいけない具体的な金額を決める ●何をどうやればいくら貯まるのか、具体的に試算する ●節約する(今まで使っていたお金の項目と金額を書き出してみて、削れるところを考える) ●収入を増やす(目標売上げや指名数を決める。営業方法の見直し、活動量を増やす) これを確実に実行する決意を固めることが大事です。 だって、よーく考えてみてください。 リアルな話をすると、「30代後半で貯金ゼロ・未婚・水商売歴10年」というような方は、今後の人生、身動きがとれなくなります。 お仕事の選択肢が、とても少なくなってしまうのです。 私もこの不景気で、廃業されたお姉さま方をたくさん見ています。 オミズの業界で、かつてどんなに売れっコだったとしても、社会人経験が少なく、かつ、ブランクもある女性は、いくら本当は優秀な方であっても、正社員として雇ってくれる企業は、まずないでしょう。 「まだまだ先の話だから」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。 でも、そういう方が危ないのです。 目先のお金に流されることなく、賢くお金を使い、ガッチリお金を貯めていきましょうね♪ |
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