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SとM・・・本当はどっち?、すぎはら美里編

第1回 SM
SとM・・・本当はどっち?
いよいよリレーエッセイの火蓋は切って落とされた! の、最初のお題はタイトルでもあり、我々2人のイニシャルでもある「SM」。
気になるよね〜、自分は「本当はどっち」なのか。
みりは多分S。
そもそものSって、乱交大好きマルキ・ド・サド(※1)という、ド変態な侯爵の性的嗜好からきてますが、肉体&精神的苦痛を与えて得る快楽主義者でしょ? 現代では「責め」だけの、簡単な意味で使われてるけど。
よく聞くのは、政治家や権力者など、表向きSの人達は、ベッドの上では大概Mって話。テレビなんか見てて、超偉そうにしてる人がいると「ベッドの上では四つんばいで喘ぐのか」などと妄想して、ちょっとそいつが愛せたりする(笑)。
さて、自分が本当はどっちなのか。
みりは先に述べたように自称S。究極、うんち食うか食わせるかでいけば、絶対食わせる方がいい(笑)。ただこれには語弊もあって、相手が息子だったら、泣く泣くですが、食う方を取る。だからね、これって相手によってというか、行為よりも気持ちの軸が強く出るんじゃないかと思うんですよ。
何代も続いているSM界の女王、三代目・葵マリー(※2)は、女王様なのにそれを食う。だから初M女王なのかと思ったが、これって例えば、葵マリーが自ら望んで食えばMだけど、嫌がる相手に見せつけるように食うとすればSなんだよね。ほら、気持ちの軸じゃん?
みりは相手が快楽で歪む顔を見て興奮し、更に責めたくなるからドSだと思ってるけど、微Mも持っていて、女として征服されたい夜はM女となる。ま、演技する時も多々あるけど(笑)。
あー、やっぱりゴチャゴチャしてきた。この手の話は絶対こうなるんだよね。掘り下げれば掘り下げるほど白と黒の間の曖昧色ばっか出てきて。
だからみりは思った。もうどっちでもいんじゃねえか?って。血液型にこだわる日本人としては気になるところでしょうが、だからといって、こんだけの人間がいる中で、2通りしかないなんてこたぁ、有り得ない。
そう、どっちでもいんですよ。
怪我して病院に行って聞かれることでもないし、就職活動に響く内容でもない。栄養もなく、ただ味わうだけの性的嗜好。だから演じていいし、その自分を楽しめばいい。責めのSでもサポートのSでも、「もっともっと」のMでも、満足のMでも。合わせる必要もなく、合わせてもらう必要もない。と言いながら、勝手にまた判断してくんだけどね。「大物業界人マーキーって、絶対Mじゃね?」って(笑)。
(※1)マルキ・ド・サド\Marquis de Sade・・・フランスの作家。加虐的な性的志向を指すサディズム(Sadism)の語源とされた人物。[1740-1814]
(※2)三代目葵マリー・・・風俗嬢を経て「三代目葵マリー」を襲名、SMの女王に。現在はAV 監督としても活躍中。
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