Dr.赤枝の街角女性健康相談室 |
友達が中絶手術を受けることに......。「簡単な手術だから大丈夫」って言うけど、それって、ホント? |
妊娠を人工的に中絶する手術。失敗する可能性もゼロではありません |
日本では、「母体保護法」という法律によって、身体的または経済的な理由で妊娠・出産が母親の健康を損なう恐れがあるとき、または、暴行・脅迫・レイプなどによって妊娠したときには中絶が認められています。法的に見た場合、「望まない妊娠をした人なら誰でも中絶手術を受けられる」というわけではないのです。また、宗教上の理由などによって中絶が認められない国や地域では、今でも違法な中絶手術が行われており、設備や技術が不十分な手術によって、年に1900万人もの女性が亡くなっています。日本では、病院で適切な処置を受けることができますが、手術が100%成功するという保証はありません。中絶手術は、女性の身体と心に大きな負担をかけるものです。簡単に考えてはいけません。 |
手術ではなく妊娠そのものが危険なことも |
中絶手術以前に、まれに妊娠そのものが身体のトラブルにつながることもあります。特に深刻なのが、受精卵が子宮以外のところで育ってしまう子宮外妊娠と、胎盤の元となる組織に異常が起こる胞状奇胎です。子宮外妊娠はクラミジアなどの性感染症によって発症率が高まることがわかっており、発見が遅れると命にかかわるような大出血をお腹の中で起こすこともあります。胞状奇胎は、「絨毛(じゅうもう)がん」という妊娠性のがんにつながる場合も。治療を終えたあと、2年間は妊娠を避けなければならず、こまめな定期健診が必要になります。これらの病気や中絶手術を避けるために必要なのは、確実に避妊をして望まない妊娠をしないこと。避妊と性感染症予防のため、きちんとガールズガードのコンドームを使いましょう。 |
1.キューバのニオビス・サンチェス先生とカラオケ♪ ラテンを唄いました。 |
2.街角無料エイズ検査に新しい先生が加わりました!(左から、河野Dr.、山本Dr.、赤枝Dr.) |
3.自宅で学生たちとおでんパーティをしました☆ |
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