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女性向けAV「SILK LABO」プロデューサー・牧野江里さんによる女性がもっと豊かに性を楽しむための親も学校も教えてくれない保健体育の授業!

37時限目

奥深き♡ 女子エロの世界① (2/2)

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恐怖の逆ハメ撮りムーさんごめん!

そのテストなのですが…なんと!
『東京恋愛模様』の撮影のあと、ムーミンくんで試し撮りをしたのです!!
 
「ハメられ撮り」といっても、女優さんでそこまでできる人はほぼいないので、お二人には普通にエッチしてもらって、カメラの撮り方で「ハメられ撮ってるふうに見せる」、という手法をとりました。
もち、ムーミン君には 「カメラを彼女だと思って見てね!」という難題を与えました…。
すると、いろいろな問題点が出てきました…。
我々は普段、女優さんのハメ撮りモノをよく見てきていたわけですが、基本的に女優さんって「攻められる側」ですよね。
なので、要は「受け身な被写体」を撮ることになるのです。
 
女のコはエッチのとき、 ビクンと身体が反応したり、 アンアンあえいだり、それはそれはさまざまな反応を見せます。
ところが男のコはエッチのとき、基本的には「攻める側」。
お乳を愛撫をしたりしている姿を女のコ目線で撮ると、なんかよく見えない!!
あと、せっかく女子のほうを、愛のこもった目で見てくれていても、(ハメられ撮りの場合は)本物の目線じゃないので、「なんかこっち見てる!! プギャー!!」みたいな、複雑な気持ちになる…。
あれ? 
なんか、モニター見てるより、現場を客観で見てるほうが楽しいぞ…嫌な予感…。

そしていよいよ挿入!

問題はここからです。
まだ、愛撫はいいのです。
いろいろ動きがあるから。
でも 挿入したら、ピストンするざましょ!?
そしてピストンすると、ある程度、一定のリズムざましょ!?!?
そして男子は「アンアン」あえいだりしないざましょ?!?!(あえがれたらそれはそれでとっても不愉快な気もしますし…) 
あー、なんて単調なんだ————!!!!!
もっとほか見せろ!!
って気持ちになっていくのがわかるのです。
 
この瞬間「ハメられ撮りの限界」というか、「女子にはあんまり向いていないんだなあ」というのがわかりました。
そもそもハメ撮りのよさって、 生っぽい臨場感と、自分がしてるみたいな バーチャルさなのです。
それって実はリアクション少ないと楽しくないんだなあ、と。普通のハメ撮りだって、女子の反応が悪いとおもしろくないですもの。
ああ、そうか、そうなのか…と、ハメられ撮りを撮ってみて、ハメ撮りのよさを知ったのでした。
(つづく)

◆牧野江里/まきの・えり
2006年に某AV会社に就職。ADとして作品制作に携わり、その後宣伝部へ異動。広報の仕事を経て、2009年に女性向けDVDメーカー「SILK LABO」を立ち上げる。現在はプロデューサーとして、日夜女子同士のエロ話やイケメン発掘に精を出している。好物は生肉、主にレバ刺し。http://blog.livedoor.jp/silklabomaking/
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