女性向けAV「SILK LABO」プロデューサー・牧野江里さんによる女性がもっと豊かに性を楽しむための親も学校も教えてくれない保健体育の授業!
23時限目
もっとこっそり女がエロを楽しめますように!① (1/2)
なんとこの連載も開始から1年近くが経過してしまいました…!
エロいことを1年もうウダウダとつづってまいりましたが、皆様にとって少しでも何かの足しになったでしょうか?
うーん、なんだか感慨深いわ!
SILK LABOというプロジェクトを始めたのは、2008年の6月頃でした。
最初は会社の中で部活のように女子が集まり、業務時間外にコソコソとワイ談をするとこからのスタートでした。
その頃はまだ、AV会社に勤めている女子とはいえ、みんなで自分の性について語り合うことなんてほとんどありませんでした(信じられない!? でも本当!!)。
男社会の中で、女の性についてぶっちゃけることは、やっぱり恥ずかしいことだと思っていたのです。
監督面接で、AV女優さんが堂々と「オナニーはします」という話をしているのを聞くと、「よくそんなこと言えるなあ」って思っていたんですよ!
この私が!!
でも、今思えばそんな女優さんたちの本音トークが、私たちの殻を破ってくれたのかもしれません。
ああ、みんなやってんじゃん、という安心。
日本人らしい不安ですよね、コレ。
エロくたっていいじゃない!
人間だもの。
誰かと同じなら安心するの、あんまりよくないことなんだろうけど、堂々とできる人も少ないでしょう。
私でさえそんなんだったのに、女子たちで集まっていろいろなエロトークをするうちに、どんどん気分が明るくなっていったのです。
みんな同じで安心したのと、人によっていろいろ違うんだ!という発見。
それはすごくよい刺激になったのです。