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女性向けAV「SILK LABO」プロデューサー・牧野江里さんによる女性がもっと豊かに性を楽しむための親も学校も教えてくれない保健体育の授業!

02時限目

初めまして! 牧野です☆ ② (1/2)

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四コマ

そうこうしてAVの業界で働くことになったのですが、 日々繰り広げられる、男子の女子に対するファンタジックな妄想たち。
「そんな都合のいい女がいるわけねーだろ!」と、突っ込みを入れたいことばかり。

AVは超・理想の世界なので、男子がより興奮しやすいように多少過激に見えるように撮られております。
男子が聞いたら夢を奪うことになってしまいそうですが、VTRが回っているときは「アッフンナっフン!」していても、カットがかかれば、女優さんは冷静に監督の指示を聞きます。
その期待に応えるべく頑張る女優さんの姿の美しさときたら! 
本当に彼女たちには、頭が下がる思いです。
とはいえ、作り手の男子たちは、女子の現実をちゃんと理解してくれているものだと思っていたのですが……。

日々女の現実を目の当たりにしているはずのその男子たちが、「俺の彼女は絶対オナニーなんかしないよ」とか「お前ら変態だな」とかたわけたことを言っているんです!!!! 
根深い! 男子の女子に対する「恥じらい・奥ゆかしさ」信仰は、もんのすごく根深いぞ!!!!

風俗に来て、スッキリしておきながら「こんなところで働いて……親は知ってるの?」なんて女のコに説教をする人は、その代表中の代表。
男子は女子のあられもないあんな姿やこんな姿も見たいくせに、身近な女子には、恥じらって一歩下がる感じでいてほしいんですね、きっと。
なんてデリケートな!! 
「男はロマン」というけれど、本当に夢見る生き物なんですねえ。
AVの世界に入ることによって、男子の思惑と女子の思惑のギャップを、ひしひしと感じる立場に立たされたのです。

しかし、どんどん加速する情報化社会。
今やネットの浸透によって、未成年でもAVが見られちゃう時代になってます。
正しい知識もない少年が、いきなり電マ連続アクメ系のAVを見ちゃったら、「お、おんなのひとって、電マを何本もガン当てすれば、こんなによろぶんだあ!」なんて、勘違いAVチルドレンを量産しかねない世の中なのです。