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自らのコスプレ動画を配信し、
ネット上で話題を呼んだ片桐えりりかちゃん。
その動機は「目立ちたい!」、
そして「自分を見て元気になってほしい!」。
きっと彼女なら全国に元気を分け与えれるハズ!

Photo MIKA OIZUMI Hair&Make-up KINAKO Text KEMTA OTSUBO



片桐えりりかデビュー


片桐えりりか blogにアップ ——AVデビュー前からニコニコ生放送(誰でも自分の映像をネット発信できる動画サービス。通称・ニコ生)で話題になったえりりかちゃんですが、昔から人前に出たり目立つことは好きだったんですか?
「昔から目立つことは好きでしたね~。人と同じことをするのがすごく嫌いで。子供のころはミュージカルに出て、中学高校ではバンドをやってたんです。それも『どうせやるなら真ん中に立ちたい!』ってタイプなので、ボーカルとドラムをやってました」

——それが今ではネット界の話題の人になったわけだけど、パソコンも昔から使ってたの?
「パソコンは小学1年のころからやってましたね。ずっと2ちゃんねるを見てました(笑)。パソコンばっかり見てたんで、芸能人とかドラマとか全然わかんなくって、最近やっとテレビを見るようになったんですよ。
 自分で配信とかするようになったのは、ニコ生でいつもおもしろい動画を上げてる女の人がいて、その人の映像を見てるとおもしろいし、元気になるんですよね。自分もそういうふうになれればな、って思って始めました。最初はまさか反響があるとは思わなかったです(笑)」

——いまや、えりりかちゃんのファンコミュニティは6万人以上が集まってます。
「最初、ネット配信でやってはいけないこととか全然知らなくって、やりたい放題やってたんですよ(笑)。ギター相手に素股したりしたり、おもしろくてエロいこと中心に。そしたらけっこうみんなおもしろがって見てくれて。うれしかったですね!」

——そこでもエッチなコスプレとかを見せてたとはいえ、そこからAVデビューはどうして?
「ちょっと飽きてきたところに、『AVに出ませんか?』ってメールが来たんです。それで『もっとおもしろいことできるなら、いっちょやってやるか!』と決めちゃいました。ほとんど勢いですね(笑)。悩んだのは……5分くらいだったかなあ」

——早い! でもAVに出ることに不安はなかったですか?
「エロアニメは大好きなんですけど、正直AVはあんまり見たことなかったんですよ。AV女優に対しても、借金をすごく抱えてたりするのかな?なんて勝手に思ってて……。ただ『AV男優ってどういう人なんだろう?』っていう興味はありましたね」

——実際の撮影はどうでした?裸を見られるのってコスプレとは全然違うと思いますが。
「前日はちゃんと寝られたんですけど、やっぱり直前ですごく抵抗があって、震えるくらい怖くて。最初は吐くかと思いました(笑)。でも基本的に気が強いんで、最終的には『どや!』って感じで脱いじゃいました! 心の中では『あ~、もうヤだ~! 帰りたい~』って思ってましたね(笑)。でも、エッチが始まると徐々にカメラの存在を忘れて、素になれました!」

——AVでは、普段できないことをやるということで、何か期待もありました?
「これまでの体験人数は2人なんですけど、それとはどのくらい違いがあるのかとか、イッたことないんですけど本当にイケるのかな?とか心配でしたね。実際は……気持ちよかったです♥
 やっぱりプロは全然違いました! キスとかは普通だったんですけど、指使いがすごかったですね。期待を上回りました(笑)。あと男優さんって絶対ブサイクだと思ってたんですけど、けっこうイケメンなのが意外でしたね!」

——撮影を終えてみて、自分の中で変化ってありました?
「撮影終わった直後に、すっごい大泣きしたんですよ。人前で泣くのだいっ嫌いなんですけど……スタッフさん全員と握手して。緊張が解けたのもあるんでしょうけど、『やり遂げた!』って思いがあふれちゃったんですかね」

——では最後に、『てぃんくる』読者の女のコたちに、アドバイスをいただけますか?
「まだ自分がアドバイスされたいくらいです(笑)。こういうお仕事って、なかなか踏み出せない人も多いと思いますけど、やってみるとおもしろいですよ。私、介護の仕事をしてたのもあって、何をするにしろ『何か人のためになればいいな』って思うところがあって。ニコ生もAVもみんなに『元気が出る』って言ってもらえるのがうれしいんですよ! 意外とやりがいある仕事だなって思います」