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「ここだけの話」略してココ話 第43回 私の中の悪魔
な~んか意味もなく意地悪したくなることってありません?接客中もお客さんに何されたわけでもないのに、キツイこと言ったり、素っ気なくしてみたり。それはきっと、あなたの中の悪魔が顔を覗かせた瞬間。いつもいつも天使の顔ばっかり見せてられないよね。
BACK NUMBERS
だって、蹴りたかったんだもん
隣の個室で本番強要があり、スタッフが部屋に乗り込んでドタバタ騒ぎになったんだよね。私は関係ないけど、ノコノコ現場を覗きに行ったら、スタッフが3人がかりで本強客をボコボコにしてたの。客がつかなくてイライラしてた私は、思わず一緒になって客を蹴っ飛ばしちゃった。スタッフみんな、え?って顔して、呆気にとられた様子。えへ、どさくさ紛れにスッキリさせていただきましたー。(性感ヘルス・22歳)
さ~眠りなさい~♪
うちの店は、スペシャルオプションで個室サービスがあるセクシーパブ。個室の利用は10分単位でかなりの金額になるんだよね。ある日、泥酔客を個室に誘ったら、喜んで誘いに乗ってきたの。でも、個室に入ったら暗いせいもあってお客はそっこー爆睡。むふふ、ラッキー。30分たっぷり寝ていただきました。毎度ありー。(セクシーパブ・19歳)
本強客に脅しのひとこと
その日は、すんごく虫の居所が悪かった私。いつもなら本番強要のお客には「お店のルールで決まってるから」とか「クビになっちゃうからゴメンネ」とか、かわいく優しく断るんだけど、その日はそんな余裕はなかった。冷めた目で、ちょっとドスのきいた低い声で「あんた、大声出すよ」と、脅しのひとこと。その後、そのお客さんは始終ひきつった笑顔で、本番の「ほ」の字も出てきませんでした。(ファッションヘルス・20歳)
可哀想なお笑いタレント
あるお笑いタレントさんが、遊びにきました。本人、何も言わないので普通に接客してたら、「ねぇ、ねぇ、オレのこと知らない?」「ほら、テレビで見たことあるでしょ」なんて言ってアピール。その様子がダサかったから、「テレビ見ないから、わかんなぁい」って、とぼけちゃった。すると彼はプレーもそこそこに、いろいろなネタを見せてくれて、どうにか名前を言わそうとするんだよね。こっちも引っ込みがつかないから最後まで「よくわかんなーい」で押し通し、普段より愛想なく接客してしまった。(個室高級サウナ・26歳)
猟奇的な彼女!?
SMクラブに入りたての頃の話。Mのお客さんがヒールで蹴ってくれって言うんだけど、慣れてないからあまり強くできなかったのね。でも蹴ったり、踏んだりしているうちに、お客さんの表情が恍惚に変わってくるわけ。ああ、本当にこれを気持ちいいって思えるんだ、ってある意味感動。その瞬間、自分の中で何かが弾けて、我を忘れて思い切り踏みつけていた。自分が、ちょっと怖かった。(SMクラブ・25歳)
 
     
  「可哀想なお笑いタレントさん」のタレントさんって一体誰なんでしょうか?正直、ちょっと気になります。さて、次回の更新は7/8です。テーマは「忘れられないアイツ」。お客さんだとわかっていても恋に落ちちゃったとか、忘れられないくらいムカつくお客さんなどそんなエピソードの投稿お待ちしてます!  
 
イラスト/松本薫